左から祖母、中央は母、その右は子供なので親子三代が並ぶ。
右側は老齢のカメラマン。その物腰からプロだと思う。
しばらく、遠巻きから様子を見ていた。
晴天であったが、木陰が多い場所で、カメラマンは中望遠レンズを用い、親子を撮っていた。
リモートのストロボを使うわけでもなく、レフ(反射板)もなかった。
「これじゃ、うまくいかないナ」などと余計な想像をした。
コントラストが強いので、補助光を使わないと顔に艶がなく、直射の部分が露出オーバー
になるので、和服の美しさは再現できないはずだ。
「せっかく、それぞれの和服に合わせた傘を持っているし、母は上品な美人であり、
娘もその母に似て可愛いのだが・・・」写真の結果が分かるだけに残念だと思った。
カメラマンとは因果な商売也! この場を離れながら、
人のこと言う前に「オマエはどうなんだ!」ともう一人のオレに怒られたような
気がした。ココントコ、頭も身体も疲れている。
注意、チューイ、ちゅーい!しよう。
コメント
コメント一覧 (2)
写真を拝見しますと、確かにコントラストの強い日でしたね。
カメラマンは因果な商売とのことでしたが、果たしてそうでしょうか。
又映画の話しになりますが、昨日録画してありました(二十四の瞳)を見ましした。決して大作ではありませんが、市井の人々を描いた秀作と感じました。大石先生の教え子達は
当時の時代から、病に倒れたり、戦地から帰らなかったり、幼くして奉公にだされたり、そのシ―ン毎に涙ぐみました。決して歳のせいで涙もろくなった訳ではありません。
先生はかって映画のカメラマンとして、作品作りに携わっておられました。この様に、人々に感動を届けるお仕事につかれた事は、私から見れば大変羨ましいかぎりです。それは写真撮影の世界でも、同じではと思います。
木下惠介監督はもっと、もっと評価されるべき監督だと思います。同人誌澪で近いうちに取り扱い、映画評を書きたいと思います。木下監督とは一期一会の出会いでしたが、カメラの原点について教えていただいた経験があり、それを金言として私も守っています。木下さんは映画界に入り、最初に現像部、撮影部をへて監督になった苦労人の監督なので、カメラについても詳しい方でした。