Help me !
この写真は近所の知り合いに依頼されて撮った1枚。
コンテナの下で暮らす捨て猫。まだ子猫だ。
「里親を探すために写真がいるので」と頼まれた。
「自分のスマホではうまく撮れないので」と言う。
「なるほど、了解」と私。
現場に行き、カメラを向けると、不安気に私を見つめるつぶらな瞳に出会った。
その瞬間が、忘れられないのでこのシリーズにUPしました。初出です。
この写真がきっかけになり、保健所の係員に捕獲された後、
無事里親が見つかり、そこで暮らしていると聞いた。
歳末助け合い運動の一つ。
私にできることは、このぐらいのこと。しかしながら、これも写真の効力だ。
良かったナ、🐈。
コメント
コメント一覧 (2)
写真の有効活用の一つですね。
寒さと空腹に耐えていたであろう
仔猫の、訴える様な瞳に、愛しさを感じました。
この一枚から、無責任なペットの飼育と、人間での育児放棄など、社会の諸問題を思い浮かべてしまいます。
写真は美的なものを肯定するだけのメディアではないと思います。なにも決定的な瞬間を捉えるスクープばかりがドキュメンタリーではありません。今回のような「小さいけど、卑近にある真実」を撮ることも写真の意義の一つではないでしょうか。