九月になりました。
三日連続で、夏の終わりの由比ガ浜のショットを紹介します。
Practice 1~3は、すべて人物の配置で構図を成立させました。
何気ないスナップですが、現在が映っています。
前景左の人は、ボランティアで海岸に散らかっているペットボトルや空き缶
を回収していました。彼の後ろポケットからはみ出しているのは別の
ポリ袋です。それだけ放置されたゴミが多いのです。
画面中央でしゃがんでいる若い女性二人はバックにスマホを置いて
「Yeah !」などと嬌声をあげて、自撮りをしていました。
下から仰角に撮っても空しか入らないし、顔もシルエットになるのにナ。
・・・などと、余計なことを考るのは、カメラマンの性か?
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画面の対角線上に、近県、中景、遠景それぞれに人物を配置され、その事により、景色の奥行き感と距離感が、より強く感じました。
このショットは物理的な遠近感だけを求めたのではありません。観光地では、マナーの悪い人たちが多く、それをボランティアの方が補填しなければならない世の中に対する私の憤慨も含まれています。湘南の海は誰のものか?「自分が出したごみぐらい持ち帰れよ!」と言いたい気持ちが、ボランティアの方を大きく撮り、シャッターを切らせたのだと思います。