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だんだんと濃さが増してくる秋空の手前には、爽やかな白と薄紫の秋桜の花があった。

久し振りに、写真教室の生徒さんへ。
その他の方はスルーしてください。

大した写真じゃなくて申し訳ありませんが、こんな写真でも撮影する際に
三点ほど気を付けたことがありますのでお伝えします。
1 今月22日にUPした秋桜は逆光で撮影しました。比較すると分ると思います。
  今日のは順光ですね。順光の方が逆光よりも色彩は忠実に再現されている
  と思います。ただ絵がフラット(陰影に乏しい状態)になるのは、
  順光の宿命です。大雑把に言えば、色彩を正確に再現するなら順光。
  印象を強めるなら逆光ということになると思います。

2 遠近感+三角形の構図として、左奥の立ち木二本は前景の秋桜に対して奥行感を
  与えています。
  前景の秋桜の花々をなぞっていくと、三角形になるのは分かりますよね。
  これは視覚心理的に安定した情緒を意味します。

3 この写真は大きく四色で構成されています。前景から白い秋桜の花、
  次は薄紫の秋桜の花、木々の緑(暗部)、背景の青空です。
  適当な遠近感が成立しているのは、前進色の白が手前に、後退色の青が奥に
  あるからです。花と青空の中間に存在する木々も一役買っているのです。
  フラットに見える順光の前景に対して、背景の木々の緑(暗部)が画面を引き締め、
  バランスをとっているのです。
  ナニカ参考になれば嬉しいです。

あーシンド…。
またやりますけど。