2019年06月29日 谷戸を行けば、岩煙草の崖にでくわす。 鎌倉も由比ガ浜から、鶴岡八幡宮までは平坦な道だけど、本殿の裏手は大臣山という小高い崖になっている。少し谷戸を歩けば、やがて尾根の崖に道を遮られてしまう。この地形が平安時代にまで、さかのぼるいにしえの景色をとどめる所以とした。東慶寺にもこの地の典型がある。境内を行くと、崖にでくわし、そこにあるのは岩煙草だった。雨上がりに少しだけ陽ざしがのぞいた。雨に濡れた緑色の葉と星形の紫の花が見えてきた。私は立ち止まらざるを得なかった。 カテゴリなしの他の記事 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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