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今年は去年より紫陽花の開花が遅れている。
私の経験だと10日から2週間ぐらいかな。
毎年狙っているけど。
暖かい日が続くと開花が早まるので、決定的なことは言えないけど。
見ごろは神奈川県なら6月に入ってからかも。

写真に興味のある方へ
さらに長屋門写真教室の生徒さんへ
そのほかの方は無視してください。
自作と呼べるほどの写真じゃないけど、構図を考えるうえでいくつかの
ポイントがあるので、よせばイイトモ思いますが、エラソーに解説します。

①この写真は数本の水平線(縁側、障子、奥の敷居など)と垂直線(障子の角、柱など)を
背景として、前景は紫陽花の形の三角形で構成しました。
②前景の紫陽花は日の当たっているハイライト(明部)と日陰の部分があります。これはとても重要な要素で、もしすべての花に光が当たっていれば、背景に対して前景が勝ちすぎて、背景の板に写りこんだ緑色に目がいかなくなってしまいます。その点は避けたいと思いました。紫陽花の葉の緑と背景の板に写りこんだ緑を呼応させて、前景と背景を結ぶ対角線の導線として左右のバランスをとっているのです。つまり初夏の爽やかなライトグリーンのイメージを表したいので。紫陽花の白色&ライトグリーンの印象が残るかどうかが、この写真のポイントの一つです。
③よく見ると水平線がすこし曲がっていると思います。これは障子に対してカメラが正対していないためにディストーション(歪曲収差)が出ているからです。私は意識して水平を保ちませんでした。理由は水平を守るとヘンに几帳面な構図になって、息苦しさを感じるからです。これは私の生理的な感覚によるものです。
④またまた、エラソーに言えばこの構図は、セザンヌなどが提唱したキュビスムを意識したのですが。詳細は授業でお話しします。
最後まで読んでくれてありがとう!
アー疲れた…。